前歯インプラントとホワイトニング後にセラミック修復
40代女性の患者様の症例です。
前歯のブリッジを取り外してインプラントを埋入、ホワイトニング後の歯の色に合わせたセラミックの歯を入れさせて頂きました。
インプラントは、
- 咬む力を支える歯の柱の数を増やすことができます。
- 柱が増えて咬む力が分散されるので残存歯の負担が減ります。
- 結果的に全体として歯が長持ちします。
保険適用外の治療方法であるため高額と思われがちですが、実は、長い目で見るとコスト面も含めて一番理想的な治療と言えます。
Before
After
この患者様は20年ほど昔に左上の前歯を3本失ってしまい、その両側3本の歯で6本分を支えるというブリッジを使ってこられました。
ブリッジとは、歯がないところの前後の歯を小さく削って被せ物をすることで人工の歯を入れる方法です。
比較的短期間で治療できて、保険適用のものがあり、使い心地も悪くないのですが、
- 土台にする歯を削ることによって歯の寿命が短くなってしまう
- 歯2本に3本分の咬む力が加わるので歯の寿命が短くなってしまう
- 歯磨きがしにくくなるのでどうしても虫歯になりやすい
という欠点があります。
この患者様の場合は歯3本に6本分の咬む力がかかっていたため、年月が経過するにつれて土台となる歯が弱ってきて、ブリッジの使い心地が次第に悪化してきておりました。
長年咬む力を支えてきた右上2番目の歯は、すでに状態が非常に悪かったため、残念ながら残すことができませんでした。
ブリッジを外した当初は部分入れ歯を使って頂いたのですが、噛んだときに痛みが出たり、喋りにくい、金具が目立つなどの違和感を取り除きたいとのことで、前歯のインプラントを進めることになりました。
まずは20年前に失った左上の前歯3本にインプラントを埋入、上の歯を支えている顎の骨が薄かったため、骨の組織を再生・修復する治療であるGBR(骨誘導再生法)を施術しました。
残せなかった右上2番の前歯部分は、患者様のご希望と治療へのご負担を考慮してセラミック製のブリッジになっていますが、将来的にはインプラントにする計画を立てています。
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