小児歯科
上唇小帯と歯並びの関係
上唇小帯とは?
上唇小帯とは、上唇(うわくちびる)の内側にある上唇と歯茎をつないでいる三角のひだ状の筋のことです。
幼児の時の小帯はしっかりと歯茎にくっついており、上唇をめくるとすぐ見えるくらいの長さがあります。
小学生になると顎が成長して歯茎の上の方に移動して、幅が狭くなっていきます。
ですが、その時期になっても上唇小帯が長いままのお子様もおられます。
お子様の歯並びへの影響
上の前歯の永久歯が生えたてのときは「すきっ歯」になることがありますが、後ろの歯が生えてくるとすきっ歯は埋まって行くことが多いです。
ただ、上唇小帯が長いままで、上の前歯のちょうど真ん中にまで伸びていると、歯が中央に寄る邪魔をしてしまい、真ん中にスペースが開いてしまいます。
Before
After
上唇小帯は切除したほうが良い場合があります
上唇小帯は成長とともに縮小されるケースがほとんどですので、乳幼児期に切除する必要はありません。
しかし、生えはじめた永久歯の歯並びへ影響している場合や、歯磨きをするときに歯ブラシが上唇小帯に当たり痛いときなどは、上唇小帯の切除を行うことがあります。
定期検診で早期発見を!
幼いうちから定期検診を受けることで、気付きにくい異常の早期発見・早期治療につながります。
お子様の上唇小帯が気になったら、ぜひ一度電話予約の上ご来院ください。