歯科ブログ

インプラントがぐらつく!その原因と対処法について解説

三重県鈴鹿市 大木歯科医院

歯科医師 院長 笠井啓次

 

インプラントは顎の骨に人工歯根を埋めているため、動くことはありません。ただインプラントに問題がある場合、ぐらぐらしてくることがあります。そのままにすると大きなトラブルに発展することも。ここではインプラントがぐらつく原因とその対処法について紹介します。

インプラントがぐらつく原因

インプラントがぐらつく原因には以下のようなことが挙げられます。

・噛み合わせが悪い
・被せ物に問題がある
・メンテナンスを怠っている

それぞれどういったことか詳しく見ていきましょう。

噛み合わせが悪い

インプラントは一度埋め込むと動くことはありません。一方天然の歯は加齢・頬杖といった日頃の癖などによって動きます。そのためインプラントと天然の歯の噛み合わせがズレてしまうことがあります。それによりインプラントに大きな負担がかかり、ぐらぐらする原因になります。

被せ物に問題がある

インプラント治療の被せ物には、ハイブリッドセラミック・オールセラミック・ジルコニアなどさまざまな種類があります。ただこれらの被せ物を選択するときは、ご自身の噛み合わせに合った素材を選択しないと、欠けたり割れたりしやすいです。それにより、被せ物とインプラントの間に隙間ができぐらつくといったことがあります。インプラントのかぶせ物を選ぶ際は以下のことを基準にして選ぶと良いでしょう。

・強度
・審美性
・噛み合わせ

なお価格が高いもの=良いものではありません。噛み合わせなどご自身に適した被せ物を選ぶようにしましょう。

メンテナンスを怠っている

インプラントは入れたら終わりの治療ではありません。長く使い続けるためには、歯科医院でのメンテナンス・自宅でのケアが非常に大切になります。メンテナンスを怠ってしまうと、インプラント周囲粘膜炎・インプラント周囲炎になるリスクがあり、進行するとぐらついたり、最終的には抜け落ちてしまったりすることも。インプラント治療を受けたらメンテナンスは欠かさないようにしましょう。

インプラントがぐらつくときの対処法

インプラントがぐらぐらした場合は、速やかに担当の歯科医師に連絡しましょう。インプラントのぐらつきをそのままにしてしまうと、周囲の歯に負担がかかったり大きなトラブルにつながったりする可能性があります。

歯科医院で受診するまでは、口の中を清潔に保ち、硬い食べ物を避けるようにしましょう。担当の歯科医師には「いつから」「どういったときに」「腫れ・痛みの有無」を伝えましょう。

まとめ

インプラントはメンテナンスを怠ったり、噛み合わせの悪化によってぐらつくことがあります。そのまま放置すると大きなトラブルに発展する可能性もあるため、速やかに担当の歯科医師に相談することが望ましいです。

 

三重県鈴鹿市 大木歯科医院

歯科医師 院長 笠井啓次

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る