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金属のないノンクラスプデンチャーはとはどんな入れ歯?

三重県鈴鹿市 大木歯科医院

歯科医師 院長 笠井啓次

 

金属のない入れ歯である「ノンクラスプデンチャー」はご存じでしょうか?一部の歯を失ったときに保険診療では金属を使用した部分入れ歯を作製しますが、ノンクラスプデンチャーは金属の部分が歯ぐきと同じ色のものを使用した目立たない部分入れ歯です。今回はこのノンクラスプデンチャーについて紹介します。

ノンクラスプデンチャーは金属を使用しない部分入れ歯である

冒頭でも紹介したとおり、ノンクラスプデンチャーは金属の部分が歯ぐきの色と同じ素材で作られている、目立たない部分入れ歯のことです。この入れ歯には材質や歯科技工所によって以下のような名称があります。

・バルプラスト
・エステショット
・スマイルデンチャー
・スマートデンチャー

どのノンクラスプデンチャーも保険が適用しない自由診療になります。

ノンクラスプデンチャーのメリット

ノンクラスプデンチャーは目立たずに入れ歯を入れられることから選択する方が多いですが、ほかにもさまざまなメリットがあります。

・金属を使用しないため目立たない
・金属を使用しないため金属アレルギーの心配がない
・弾性のある素材のためお口の中で適合しやすい
・弾性のある素材のため割れにくい
・保険診療の入れ歯と比較しても軽い

ノンクラスプデンチャーの最大のメリットは金属のバネがないため目立たないことです。また金属を使用しないため金属アレルギーをお持ちの方でも安心して使うことができます。なおノンクラスプデンチャーは軽く、弾力があるためお口の中でフィットしやすく割れにくいのもメリットです。ただ割れてしまうと修理が困難になる場合があるためその際は作り直しが必要になることもあります。

ノンクラスプデンチャーのデメリット

ノンクラスプデンチャーはメリットばかりではありません。選択するときは必ずデメリットも理解しておきましょう。

・素材の耐久性が低い
・割れてしまうと修理が困難になることがある
・部分入れ歯のみでしか作製できない

ノンクラスプデンチャーは素材自体の経年劣化するため寿命が約3~5年と言われています。なお先述したとおり割れてしまうと修理が困難になることがあります。また大きな入れ歯ではたわむことがあるため、部分入れ歯でしか作製することができません。

まとめ

今回はノンクラスプデンチャーについて紹介しました。目立たずにお口の中で良くフィットするメリットがありますが、素材の耐久性が低いデメリットもあります。また歯科医院によってノンクラスプデンチャーの種類も異なるため、ご希望の際は歯科医師を相談の上ご自身に合ったものを作製すると良いでしょう。

 

三重県鈴鹿市 大木歯科医院

歯科医師 院長 笠井啓次

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