管理栄養士ブログ

口臭対策にガムはいかがですか?

こんにちは!三重県鈴鹿市にある歯医者、大木歯科医院の管理栄養士、脇です。

だんだん暖かくなってきましたが、感染症対策や花粉症などでマスク生活を送っている方も多い季節です。普段マスクをしていると、自分の口臭が気になっている方はいませんか?
大木歯科医院でも口臭についての悩みを相談される患者さんは多くみられます。
そこで、今回は口臭対策に効果的なガムについてご紹介します!

口臭の種類

口臭と呼ばれる匂いの種類にはいくつかあります。

  1. 生理的口臭(寝起き、空腹時)
  2. 病的口臭(虫歯、歯周病、体の病気)
  3. 外因的口臭(匂いの強い食品、嗜好品、たばこ)
  4. 心因性口臭(ストレス、緊張)

と、大きく分けて4種類あり、その中でも4.心因性口臭(ストレス、緊張)にガムは有効といわれます。

口臭とストレスの関係

ストレスと口臭の関係は100%証明されているわけではありませんが、ストレスによって唾液の分泌量が減ってしまうことで、口臭がするのではないかと言われています。
例えば、大勢の人の前で話すときや、試験の日など、緊張でお口の中がカラカラに乾いてしまったという経験はありませんか?その時、唾液の分泌量が減り、口臭原因物質の濃度が濃くなってしまいます。対策として唾液の分泌量を増やすことで口臭の発生を予防することが期待できます。

口臭対策になるガム

そこで効果的なのが、ガムを噛むことです。味はお好みで構いませんが、ミント味に含まれるメントールは筋肉の緊張をやわらげ、ストレス緩和の効果があるとされています。スッキリとした味わいなので、口腔内が爽やかになる効果もあります。
キシリトール系のガムもオススメです。キシリトールの糖は虫歯菌に分解されないため、酸に変わることがなく、歯垢の中の酸の中和や虫歯菌の代謝を阻害してくれる効果があります。ガムを噛むことでストレスを緩和させるという実験結果も報告されています。

唾液の分泌量の低下は、一時的なストレス(試験など)だけではなく、人間関係や仕事、子育て、介護など長く続くストレスにも生じます。その場合はドライマウス(口腔乾燥症)になり、治療が必要になることもあります。ときどきガムを噛むことでストレスが緩和され、唾液の分泌量が増えれば、ドライマウスの重症化を防ぐことも期待できます。ぜひ、日常生活にガムを取り入れてみてはいかがですか?

口臭の測定をしてみませんか?

鈴鹿市にある歯医者、大木歯科医院では、口臭測定器「オーラルクロマ」を導入しています。呼気に含まれる臭いの成分を数値で分析し、口臭の原因を特定することができます。口臭でお悩みの方はお気軽にご相談ください!

口臭外来について、詳しくはこちら】

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