歯並びに舌と唇が影響する?!
みなさん、こんにちは!三重県鈴鹿市 大木歯科医院 管理栄養士の杉野です!
お子さまお口の中を見ていて、歯並びが気になることはありませんか?
歯並びが悪くなる原因はいろいろと考えられます。
歯の生え替わり時期のお子さまの場合、まだ顎が小さいため、歯が正常に生え並ぶスペースが十分にとれず歯が重なり合って生えてしまいますし、またそれ以外にも歯にかかる舌や唇の力の影響も見過ごせません。
お子さまの普段のお口の様子を見て、次のような癖はありませんか?
・乳歯が抜けた部分など、気になるところを常に触っている
・飲み込むとき舌で歯を押している
・唇を噛む癖がある
・お口をいつもポカンと開けている
こうした癖は歯にかかる舌や唇の力のバランスを崩し、歯並びに良くない影響を与えることがあります。
舌には収まるべき正しい位置があります
歯並びが悪くなる原因となりやすいのが、歯にかかる「舌」の力です。
今、あなたの舌の先はお口の中のどこに触れてるでしょうか?
実は舌には収まるべき正しい位置があります。
リラックス時には、上顎の天井につきつつ舌先は前歯に触れないか、触れたとしてもほんの軽く触れるくらいの位置が理想です。このとき上下の歯も離れているのが良いとされます。
その状態に対して、舌が上顎につかず、低い位置にあり歯にもたれかかっていると、常に歯に外向きの力がかかることになり、舌に押されて歯が前に出てきます。
さらに、舌の力が顎の成長にまで影響すると、奥歯を噛み合わせていても前歯が浮いてしまう「開咬」になりやすくなります。
原因としては、舌を持ち上げる筋肉が弱かったり、舌を歯に当てる癖がついてしまっているなどが考えられます。
舌の習癖は矯正治療の妨げにもなります。
歯にかかる舌の力のせいで、矯正装置をお口の中に入れても想定したほど歯が動かなかったり、矯正治療が済んで装置を外してから後戻りを起こしてしまうことがあるのです。
お子さまの歯並びやお口の動き、習癖で気になることがありましたらお気軽にご相談ください!
ご来院お待ちしております!