管理栄養士ブログ

電子タバコもダメ?喫煙が口腔内に引き起こす問題とは

こんにちは!三重県鈴鹿市の歯医者 大木歯科医院 管理栄養士の三輪です!

成年年齢が今年の4月から20歳から18歳に引き下げられる中、お酒やタバコは20歳からと変化はありませんね。

今回は喫煙と口腔内の関係についてお話しします。

 

映画やドラマ、漫画などで見かけるタバコを吸う大人は「かっこいい」と思われがちですよね。タバコの煙には数1000種類もの化学物質が含まれていて、そのうちのニコチンや発癌性物質などの有害物質は200〜300種類と言われているのはご存知ですか?

喫煙する方はタバコの口臭・ヤニがついて汚いだけではなく、歯周病にかかりやすくなり、さらに進行が酷くなりやすくなります。統計データによるとタバコが原因で歯周病の進行が10年早まる傾向にあるそうです。

喫煙が口腔内に引き起こす問題

タバコや電子タバコが口腔内に引き起こす問題はたくさんあります。

・歯が黄ばんだり歯茎の色が赤黒くなる

・喫煙状態の歯周病は治療しても治りにくい

・歯周病は歯茎が赤くなったり腫れたり、出血したりすることが特徴だが、タバコを吸うことで歯茎の腫れや出血が抑えられて歯周病に気づきにくくなる

・タバコの煙に含まれる一酸化炭素は組織への酸素供給を妨げ、ニコチンは神経毒なので血管を縮ませ、体が酸欠や栄養不足状態になる

・傷を治そうと組織を作ってくれる細胞の働きまで抑えてしまうため、インプラント治療や歯周外科手術後も治りにくくなる

・ヤニが歯の表面にザラザラと残り、汚れや細菌が張り付きやすくなる

インプラント治療前の禁煙の重要性

大木歯科医院では歯周病予防のための禁煙はもちろん、インプラント治療を受ける場合には禁煙をしていただくことが条件となっています。

インプラント治療では人工歯根を顎の骨に埋め込んだあと、人口歯根と周りの骨がしっかり引っ付くことが大切です。しかしタバコを吸っていると人口歯根と引っ付くための骨を作る骨芽細胞の数が減ってしまったり、タバコのヤニと人工歯根が引っ付いて骨と引っ付くのを妨げてしまいます。

またインプラントの歯は虫歯にはなりませんが、しっかりと歯磨きやメンテナンスをしないと自分の歯と同様に歯周病のリスクが上がります。

 

永久歯は二度と生えかわらず一生ものです。いつまでも自分の歯で食事や会話を楽しみたいですよね?そのためにもタバコの本数を少しずつ減らしていく努力をしてみましょう!電子タバコも同じです!

自分の歯を大切にして美味しく楽しい食生活を送りましょう!

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