インビザライン矯正と親知らずについて
こんにちは!鈴鹿市の歯医者 大木歯科医院 歯科衛生士の森崎です。
アライナー装着から数週間が経ち、装着時の違和感にも慣れてきてたところで、今回はインビザライン矯正と親知らずについてのお話しをします。
矯正のため親知らずを抜歯しました
私の場合、インビザライン矯正で上の歯を全体的に奥へ移動させる治療計画になり、右上の親知らずが邪魔になるので、親知らずを抜くことになりました。
麻酔をしての歯の治療はとても久しぶりだったのでものすごく緊張しましたが、自分が想像していたより痛みがなく、あっという間に終わったのでひと安心です。
8月に研修医として入社した山下先生に抜歯をしてもらったのですが、麻酔を打つときの痛みもなく、まっすぐ生えていたので10分もかからずに抜歯は終わりました。
↑患者様の診療時間終了後に、山下先生をはじめたくさんのスタッフに見守られながらの抜歯になりました(笑)
矯正はお口の中の状態によって動かす歯が変わってきますので、親知らずを抜歯せずにインビザライン矯正をされている患者様もいらっしゃいます。
親知らずについてのお話し
親知らずとは?
お口の中で一番奥に生えてくる歯で、前歯から数えると8番目に位置する歯のことです。
高校生くらいになると生えてくることが多いのですが、スペースのない方はそのまま生えない場合や、半分しか生えてこない場合もあります。またもともと親知らずがない方もいます。レントゲンを撮影すると確認することができます。
私は、矯正のために親知らずを抜歯しましたが、患者様から「親知らずは抜いた方がいいですか?」と質問をいただくことが多いです。
親知らずのメリットとデメリット
親知らずを残しておくことにはそれぞれメリットとデメリットがあります。
メリット
- 正常に生えていればしっかり咬むことができる
- 将来、入れ歯やブリッジの土台として使える可能性がある
- 移植歯として使える可能性がある
デメリット
- 一番奥に生えているため歯ブラシが届きにくい
- 歯垢がたまりやすい
- 虫歯になりやすい(親知らずと手前の歯も虫歯になる可能性がある)
- 歯ぐきが腫れやすい
- 歯並びに悪影響を及ぼす可能性がある
親知らずは抜いた方がいいのか?
親知らずのトラブルとして多いのは、やはり痛みです。痛みが頻繁に出るのであれば抜歯するのが良いかもしれません。また、虫歯になっていると治療も奥で難しいため抜歯をお勧めする場合もあります。
ただ、親知らずは必ず抜かなければならないという訳ではありません。親知らずがあっても生活に支障がなく、トラブルが起きそうにない時は、無理に抜く必要はないのです。
親知らずを残しておく方は、しっかりと歯磨きを行うことが大切です。しっかり磨くことでトラブルをなくすことができます。検診の際に親知らずの磨き方を歯科衛生士がお伝えします。
親知らずの生え方は個人差が大きいので、大木歯科医院ではメリットとデメリットをお話しした上で、どうしていくのかを患者様と一緒に考えています。親知らずに悩んでいる方は検診の際に歯科衛生士にお伝えください。
親知らずを抜歯するときは?
抜くことを決意された方は痛みが出ないかがやっぱり心配ですよね。大木歯科医院では痛くない治療を心掛けています。
麻酔の前に、注射針が刺さる歯茎に表面麻酔をしますので、痛みがほとんどありません。また、治療中は器具の取り扱いなど痛くないように心掛けています。
親知らずの抜歯後に痛みや腫れが出ることがありますので、事前にしっかりとした説明と、術後のサポート(薬の処方、術後の経過観察)を行なっていますので、安心して治療を受けて頂けると思います。
ちなみに私は術中も術後も痛みが全くありませんでした!!!
他にも不安なことがありましたらお気軽にご相談ください。定期検診にてお待ちしております。