インビザライン矯正中の歯科衛生士が解説するデンタルフロスの使い方
こんにちは!鈴鹿市の歯医者 大木歯科医院 歯科衛生士の森崎です。
インビザライン矯正をしていて痛感しますが、デンタルフロスを使うことがものすごく大切です!!
インビザライン矯正中の悩み
30番目のアライナーを使用中ですが、3ヶ月前の写真と比較すると隙間の開いている位置がだいぶ変わっていました。
奥歯に出来ていた隙間がなくなって、真ん中の歯の隙間が開いてきています。
側方から見ても隙間がしっかりできています。
上下ともに隙間が開いてきたので、食べ物がとても挟まりやすくなりました。
インビザライン矯正をしている人が直面する共通の悩みなのですが、歯の隙間に挟まった汚れは歯ブラシではなかなか取れません。。
歯科衛生士が解説するデンタルフロスの使い方
歯の隙間に挟まった汚れを一番きれいに取る方法は、糸ようじやデンタルフロスの使用がおすすめです。
皆さんは糸ようじやデンタルフロスを使用したことはありますか?
患者さんに尋ねると、使うのが大変、面倒、使い方がわからないと言った声を多く聞きます。
そこで今回はデンタルフロスの使い方をブログでお伝えしようと思います。
正しいデンタルフロスの使い方
- 1回分の長さは、指先からひじまでの長さ(約40cm)を切ります
- 切ったフロスを片方の中指(人差し指)に2~3回巻きつけます
- 巻きつけた後、もう片方の中指(人差し指)に残りの部分を外れないように巻きつけます
- 両手の間隔が10〜15cm くらいに調節します
- フロスを歯にひっかけるようにして、上下に数回動かし、歯の側面を清掃します
デンタルフロスの使い方のポイント
- フロスの幅は2〜3cmと短い方が操作しやすい
- フロスは歯肉溝内まで入れる
- 左右に分けて擦り取るようなイメージで操作する
定期検診で実際に使い方をご指導させていただきます!
デンタルフロスを正しく使用していただくには、文章や写真だけではなかなか難しいこともあります。
当院では定期検診やクリーニングに来ていただいた際に、歯科衛生士が歯ブラシの当て方の確認やフロスの使い方を一緒に確認したり、アドバイスをさせていただいております。
インビザライン矯正をしている方には、絶対にフロスを使って欲しいため、フロスの入った歯ブラシsetをお渡しして、使い方の練習をしています。
始めは慣れずに難しいと思いますが、練習していくうちにスムーズに簡単にできるようになります。
どこの部位でもやりやすいデンタルフロスですが、使いにくい難しいという方は、ホルダー付きの糸ようじから始めてみるのもいいかもしれません。
あと、何かきっかけを作ると何事も頑張ることができます。
実際矯正治療をきっかけに歯磨きを頑張るようになった、時間をかけて磨くようになったと言ってもらえることが多いです。(私の姉が実際にそうでした!)
私もインビザライン矯正を始めてデンタルフロスを使う頻度が増え、今では物詰まりも気になるので一日一回必ず使うようにしています。
皆さんもこのブログをきっかけにデンタルフロスに挑戦してみてはいかがですか?
まとめ
- インビザライン矯正中は歯ブラシだけではなく、デンタルフロスの使用がおすすめです。
- 使うのが難しい方は、定期検診の際に歯科衛生士に声をかけてください。使い方のアドバイスをさせていただきます!!
私(森崎)は普段から矯正診療に多く関わっております。診療中でも構いませんので見かけた方は気軽に声をかけてください。何でもお答えします!