口の中が大工事!?
こんにちは!鈴鹿の歯医者 大木歯科医院の歯科助手・管理栄養士の三輪です。
実はアライナー矯正(マウスピース矯正)を始めていく中で歯を削る”ディスキング”の処置が必要になるケースがあります。
「なんで削るの??」私も最初は思いました。
目的としては ①歯が動くだけのスペースの確保・微調整。
②歯大きさのバランスを整える。などがあります!
実際にはこのようにノコギリのようなヤスリのような器具を使用します。
これが高速に動くので口の中にまで振動が伝わり、
口の中で大工事が行われている感覚でしたが、
先生も声をかけながら処置していただいたので安心して受けることができました!
ディスキング前
ディスキング後(アライナー矯正を6ヶ月目)
私は今回下の歯の6箇所削りました。
よく見てみると隙間ができたのがわかります。
大きくは目立たないので安心しました!
削るとなると気になるのが
- どれだけ削るのか
- 痛みやしみる症状はでるのか
- 虫歯になりやすくなるのか 気になりますよね!
1.削る量について
上の比較写真を見てもわかるように、削る量は少なく大体は0.25mm程です。
歯の表面にあるエナメル質は約2mmの厚さがあるため歯に大きなダメージをかけることもありません。
2.痛みやしみる症状について
虫歯が歯の中の神経の近くまで到達した場合や、大きく神経の近くまで歯を削ると痛みが出やすくなりますがディスキングではエナメル質の表面しか削らないため痛みが出ることはありません。
また知覚過敏についても同様で神経に刺激を伝える象牙質まで露出することはないので心配ありません!
3.虫歯になりやすくなるのか
ディスキングで歯を削った部分は隙間があいているので物が詰まりやすくなります。
しっかり歯磨きとフロスで正しく清掃していれば虫歯のリスクはディスキングをしていない通常の歯とほとんど変わりません。
「歯を削る」と聞くとマイナスに考えてしまいがちですが、治療計画に沿ってエナメル質の表面を削り、歯を並べるのに必要なスペースを確保する重要な処置になります。削る場所や削る量、削るタイミングは個人個人の治療計画によって異なります。
隙間ができたことで、より歯がどう動いていくのか楽しみです!
また今後も治療内容や体験・経過観察を細かくお伝えしていきます!