インビザライン矯正と顎間ゴムのお話
こんにちは!鈴鹿市の歯医者 大木歯科医院の歯科助手・管理栄養士の三輪です。
前回はアタッチメントのお話でしたが、今回は顎間(がっかん)ゴムについての感想をお伝えしたいと思います。
顎間ゴムとは?
顎間ゴムとは、ゴムの引っ張る力を利用して歯を目的の位置に動かすことを補助したり、咬み合せを正しい位置に整えるという役割を持った、小さい輪ゴムのような器具です。
患者様ご自身で脱着していただくもので、毎日新しいものに取り換えて使います。
私がいまやっているインビザライン矯正だけでなく、ワイヤーを使ったマルチブラケット矯正でも顎間ゴムが使われます!
顎間ゴムをつけてみたら?
見た目こんな感じになります!
少しコツが入りますが思ったよりも簡単につけることができました。
正直口を開くと糸を引いているみたい…、ですが矯正においてとても重要な器具なんです!
顎間ゴムをつけてみての感想
脱着について
ゴムかけるところが右下のとこだけ難しかったのですが、一ヶ月ぐらいで鏡を見ずに付けられるようになりました!
私は手で顎間ゴムをかけていますが、引っ掛けるのが難しい位置の場合は専用のゴムかけフックを使ってもらいますのでご安心ください。
痛みや違和感について
アライナーを装着した状態で顎間ゴムを付けるので、痛みの変化は感じられず、痛みは気になりませんでした。
また付けてからはずっとゴムが気になって舌で触ってしまいます。触りすぎてしまって顎間ゴムが外れたり、ちぎれてしまうことがありました。
顎間ゴムをかけるリンガルボタンがとても出っ張っているので、そこに口内炎ができてしまったときは、話す時やご飯の時に擦れて痛かったです!
見た目について
自分の場合口を開くと左側の顎間ゴムが目立ってしまうので正直とてもショックでした。
しかしこれにはちゃんと意味があり、自分は正中と言われる歯の真ん中の位置に対して左側にずれているのを直すために平行に付ける必要があります。
きれいな歯並びになるためにもここが耐えどきと思いましたが、見た目に関してはコロナ禍のマスクにかなり助けられています(笑)
顎間ゴムの注意点
アライナーをつけている時に使用し、1日20時間以上装着して使用することが目安になっています。
使用時間が少なかったり、使用方法を間違えてしまうと歯が思うように動かないため、全体の治療期間が長くなってしまう恐れがあるので注意が必要です。
また顎間ゴムの付け方は治療計画によって異なりますので、矯正医の指導の通り使用するようにしてください。
顎間ゴムについてのまとめ
- 歯列矯正で顎間ゴムという小さい輪ゴムを使います。
- 顎間ゴムは毎日自分で脱着し、少々慣れが必要でした。
- 顎間ゴムをつけることで痛みは感じませんでしたが違和感はありました。
- 口を開けると顎間ゴムは結構目立ちました。
- 顎間ゴムの付け方と使用時間は矯正医の指導に従いましょう。
次回は矯正を続けていくにあたっての感想や、自分の変化、矯正中に工夫していることなどについてお話ししようと思います!