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三重県鈴鹿市南長太町鎗添2504-2 受付時間 8:30より 診療時間 9:00〜19:30
丈夫で健康な歯を作るためには、カルシウムをたくさん摂ればいい!と思われがちですが、いろんな食品をバランス良く摂取する必要があります。
歯の土台をつくるのは、良質なたんぱく質を含む食品です。
☆肉、魚、大豆など
エナメル質(歯の表面の硬い組織)の土台を作るのは、ビタミンAを多く含む食品です。
☆にんじん、かぼちゃ、うなぎ、レバーなど
象牙質(エナメル質より内側にある組織)の土台を作るのは、ビタミンCを多く含む食品です。
☆いちご、レモン、パセリなど
カルシウムの代謝に大切なはたらきをするのは、ビタミンDを多く含む食品です。
☆しらす干し、いわし、干ししいたけなど
石灰質の材料になるのは、カルシウムやリンを多く含む食品です。
☆牛乳、小魚、チーズなど
これらの食品をバランス良く食べて健康な歯を作りましょう!!
間食≠おやつではありません!
お子さんの場合、3食の食事で1日に必要なエネルギーや
栄養素を満たすことは難しいです。
そこで、間食にはエネルギーや栄養素を補えるようなものを
摂ることが望ましいです。
◎カルシウムを多く含むもの
カルシウムは歯を強くする栄養素です。
例えば、ヨーグルトやチーズ、牛乳などを間食に取り入れてみましょう!
◎エネルギーを補えるもの
甘いお菓子やスナック菓子でもエネルギーは補えますが、それだと虫歯になるリスクが高くなってしまいます。
虫歯になりにくくエネルギーを補えるものとして、焼き芋やおにぎり、サンドイッチなどがおすすめです。
世界保健機関(WHO)では、砂糖などの「遊離糖類」の1日摂取量(g)を、1日の摂取エネルギーのうち10%未満にしましょうとされています。
1日に2000kcal必要な人であれば50gということで、以前販売されていた太いシュガースティックが1本8gなので約6本分にあたいします。私たち日本人は料理にも砂糖をたくさん使いますので、嗜好品で摂れる砂糖の量は半分の25g、太いシュガースティック3本分程度だと考えてもらえたらいいと思います。
普段食べているお菓子の砂糖の量をみてみると、
大福もち(90g)は3本分
アイスクリーム(120ml)は3本分
炭酸飲料水(500ml)は5〜7本分
メロンパン(130g)は4本分
板チョコ(60g)は4本分と、たくさんの砂糖が含まれています。
世界中の砂糖の消費量が増加していることや、成人・小児ともに肥満割合が増加していることから、WHOではこの砂糖の摂取量をさらに少なくした「摂取エネルギー量の5%未満」を呼びかけているそうなので、みなさんもこれを機に一度普段摂っている砂糖の量を見直してみましょう!
甘味料の代表はお砂糖です。
虫歯は、お口の中の虫歯菌が原因で、甘い物に含まれるお砂糖を原料に、酸を発生して歯を溶かし、歯に穴をあけていきます。虫歯菌はこのお砂糖の主成分であるショ糖(スクロース)が大好物ですが、近年健康への意識が高まったことや味の追及から、低カロリー、ビフィズス菌増殖、非う蝕性など様々な特性をもつ甘味料が開発されています。
▼スクロース(ショ糖)
最も一般的な甘味物質で、サトウキビやビートからつくられる二糖類。砂糖の主成分で、上白糖には97.6%、黒砂糖には80.7%含まれている。食用に非常に多く用いられている。
▼マルトース(麦芽糖)
おおむぎの芽である麦芽に多く含まれる。麦芽飴などに多く含まれる。
▼ラクトース(乳糖)
乳にのみ特異的に含まれる糖で、甘味度は低いがカルシウムの吸収促進、腸内細菌叢の改善作用などがある。乳児では重要なエネルギー源であり、神経系の発育に重要である。
(神経ネットワークに重要な役割を果たすガングリオシドの合成に用いられる。)
▼トレハロース
きのこ類や酵母、えびに多く含まれ、保湿性、デンプンの老化防止、タンパク質の変性防止、魚臭生成抑制、野菜・肉類の組織安定化と鮮度保持など多様な機能特性がある。
▼ラフィノース、スタキオース
ビートやだいず、ユーカリの樹液などに含まれる。低カロリーでビフィズス菌の増殖効果などの腸内細菌叢の改善効果がある。
▼パラチノース
非う蝕性で、う蝕予防代替甘味料として利用される。小腸でゆっくり吸収されるため血糖値の急激な上昇はおこらず、インスリン非刺激性である。
▼ガラクトオリゴ糖
低カロリーで血糖値上昇が少なく、低う蝕性、ビフィズス菌や乳酸菌の増殖作用がある。
▼フルクトオリゴ糖(ネオシュガー)
人の消化酵素で分解されない低カロリー甘味料で、低う蝕性、腸内細菌叢の改善作用、ミネラルの吸収促進作用などもある。
▼グルコシルスクロース(カップリングシュガー、グルコオリゴ糖)
甘味度はスクロースの半分で、歯垢細菌によるショ糖からの不溶性グルカンの生成を阻害する低う蝕性である。
この他にもたくさんの糖があります。摂り過ぎに気をつけてバランスの良い食生活を過ごしましょう!
虫歯にならないためにお菓子を摂るのをやめようと思ってもなかなかお菓子はやめられませんよね。
そこで、虫歯になりにくいお砂糖(甘味料)についてご紹介したいと思います。
虫歯予防で有名なキシリトールはみなさんもよく知っているかと思います。甘味料はそれ以外にも色々あり、私達の身のまわりの食品にも使用されています。
◎キシリトール
キシリトールは、砂糖に近い甘さを持つ甘味料です。
主な食品:ガム
◎アスパルテーム
アスパルテームは、砂糖の200倍の甘さをもつ甘味料です。
主な食品;パルスイート、ダイエットコーラ
◎ステビア
ステビアは、砂糖の300倍の甘さをもつ甘味料です。
主な食品;午後の紅茶、ブルガリアヨーグルト
他にも、パラチノース、マルチトース、エリスリトール、サッカリンなどの甘味料があります。スーパーやコンビニなどに売っている食べ物や飲み物の成分表示をよく見て探してみて下さいね!
矯正期間中はお口の中に様々な矯正装置が入っています。その間のお食事について「食べてはいけないものはあるのか?」ですが、食べにくいものは多くありますが食べてはいけないものはそれほどないです。一番は身体の健康のために食事をしていただくということです。栄養バランスの良い食事を心掛けて下さい。
・粘着性のある食品はNG!
…キャラメルやソフトキャンディ、チューイングキャンディのようなくっつくものは、矯正治療中は食べないようにしましょう。粘着性の塊が最初の一噛みしたときに矯正装置にくっついて外れてしまうことがあります。
・「かたさ」と「大きさ」に要注意!
…おせんべいやベーグル、カクテキのようなかたくてかじる必要のあるものは矯正装置のつけはじめの時期にはオススメできません。慣れないうちにこれまでと同じようにかたいものを強く噛むと装置が外れてしまうことがあります。
また最初のうちは大きさにも注意をしましょう。歯が噛み合う面からはみでない程度の大きさで食べることに慣れたらたいていのものは食べられるようになります。うどんなどの麺類は短く切ってしまうとかえって矯正装置の間にはさまりやすくなるので、自分の口の中で噛み切って小さくしてからの方が食べやすいです。
・レトルト食品の活用もおすすめ!
…ミネストローネやクリームシチュー、具だくさんの野菜スープなどレトルト商品もオススメです。比較的やわらかい具材が入っていますので温めた後にスプーンやフォークでつぶして食べることができます。最近ではさまざまな食品メーカーからやわらか食がでていて味もおいしく種類も豊富です。手早く用意ができるので忙しい方にもオススメです。
装置が外れたら医院にご連絡ください。矯正装置は治療が終わると外しますので適度な強度で装着されています。予期せぬ力がかかると外れてしまうことがあります。痛みがなくても治療全体に影響することがあるのでご連絡ください。