すべての顎関節症の原因が噛み合わせが良くない事による訳ではありませんが、噛み合わせが原因になっている場合も実際にございます。

初診時、顎の調子が良くないとの事でご来院されました。

顎の関節の診査／噛み合わせの診査などを行いました。

ちょうど食事をする時の顎の運動を行って頂いたところ、奥歯が強く干渉しており、ギシギシ物をすりつぶすような運動を行おうとしても、上手く顎が動かない状態でした。

少し顎を前後左右に動かすと奥歯がつかえてしまい前歯が当たらなくなっていました。

奥歯の親知らずや従来詰めてもらっていた詰め物を調整したところ、徐々にスムーズな顎の運動が可能となり、１週間後にご来院された時には顎の違和感は軽減してみえました。

今後も噛み合わせの状態を定期的に観察していきます。