鈴鹿・四日市・亀山で、歯科・矯正歯科・インプラント・ホワイトニング・各種保険診療のことなら大木歯科医院
三重県鈴鹿市南長太町鎗添2504-2 受付時間 8:30より 診療時間 9:00〜19:30
妊婦さんへの歯科治療
①〜妊娠3週
胎児は細胞分裂するだけ→奇形の心配なし
②妊娠初期(2〜4ヶ月 4〜15週)
2ヶ月(4〜7週):重要臓器の発生・分化
3ヶ月(8〜11週):性器の分化、口蓋の閉鎖
4ヶ月(12〜15週):臓器の形成完了
③妊娠中期(5〜7ヶ月 16〜27週)
比較的安全
④妊娠後期〜末期(8〜10ヶ月 28〜39週)
初期よりも注意が必要
①妊娠初期(2〜4ヶ月 4〜15週)
流産、つわり、体位性低血圧
治療は応急処置にとどめる
薬剤の影響
胎児致死、流産、奇形、発育の抑制
NSAIDsでの催奇形性はない
投薬時に注意するのは抗菌薬!
ペニシリン系、セフェム系、マクロライド系
→証明された危険性がないため、比較的安全
ニューキノロン系(クラビット)
→危険性がある可能性あり、一部禁忌
テトラサイクリン系
→歯牙着色、先天性欠損、母体肝障害のため
禁忌
②妊娠中期(5〜7ヶ月 16〜27週)
比較的症状少なく安定、仰臥位性低血圧
治療は出産までに終了すべき通常の歯科治療
が可能→安定期
薬剤の影響
抗菌薬は初期と同じ選択を
鎮痛薬に関してはロキソニン、カロナールで
③妊娠後期〜末期(8〜10ヶ月 28〜39週)
妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)に注意
→高血圧、尿タンパク、浮腫のうちの1つ、もしくは2つ以上の症状が見られ、それが妊娠前から持っている症状ではないもの
頻度は妊婦の約1割
治療は応急処置にとどめる
薬剤投与には厳重注意必要
注意すべきは酸性NSAIDs=禁忌
(ロキソニン、ボルタレン)
酸性NSAIDsのPG合成抑制作用により、胎児動脈管の収縮を起こし、死産あるいは出生後に新生児肺高血圧症、胎児循環持続症を起こすことがある。
そのほか、腎機能障害を起こし、尿量を減少させ、羊水過多を招いたり、分娩・出産を送らせる作用、血を止めにくくする作用がある。
→原則として、アセトアミノフェン、塩基性NSAIDs
を使用
授乳婦さんへの歯科治療
産後1ヶ月以降であれば一般的な歯科処置可能
授乳開始は
①出産後、身体を休めて翌朝から
②出産後、4時間を過ぎてから
薬剤投与には注意が必要
①抗菌薬
ニューキノロン系(クラビット等)以外は、使用可能
②鎮痛薬(NSAIDs)
添付文書:授乳中には使用しないか、投与する場合は授乳を避けさせる、と書かれてある。
WHOの見解:短期間の使用は問題ない。乳汁中に移行する量はわずかであり、授乳を避ける必要はない、としている。
→服用後2時間空ければ問題ない
→第一選択はアセトアミノフェン
「妊娠しているのですが、薬のんでも大丈夫ですか」
○妊娠中にお薬を飲むと、赤ちゃんにも送られてしまいます。歯科医院では必要と考えて、最小限のお薬をお出ししますが、かかりつけの産婦人科の先生にも一度相談してみてください。
「授乳中ですが、お薬飲んでもいいんですか」
ほとんどのお薬は母乳中に移行しますが、その量は極めて少量です。授乳中に服用してはいけないお薬は、抗がん剤、免疫抑制剤などの毒性の強い薬、検査の際に使われる造影剤や放射性のある薬、母乳の分泌を抑えてしまうような薬などで、抗菌薬、鎮痛剤は飲んでいても授乳が可能です。心配でしたら、薬を飲む前に母乳をあげるとよいでしょう。お母さんの方で飲む時間を調整してみてください。
歯科におけるくすりの使い方2011-2014
デンタルダイヤモンド社